アラスカへの旅 後半 2012年

旅の後半から終盤へ

フェアバンクスから南下 リチャードソンハイウエイ イザベル峠 
標高はわずか914メートルだが 高緯度のため森林限界を越えている 
峠


これから先は 未舗装路の旧街道 デナリハイウエイに入る 
入り口に Paxson という人口40人の村があり
このあと車の故障など トラブルが起こっても しばらく救援を待つまで待機できるように 
水 ガソリン 補給 そして暖かいシャワーを浴びる。 
ここにはまるで開拓時代を思わせるバーがあり、、一瞬タイムトリップができる。

地図、、

大きな地図で見る
2号線から 4号線へ そして 8号線へ入る。 B~C が 未舗装路のDenali Hwy



1時間ほど 走り Tangle lake キャンプ場へ到着 
キャンプ場




湖のまわりを散歩 、、、あれ〜〜 なにか泳いでる?
ビー

と思って近づくと、、、


ビー
昼間はあまり見かけないビーバーが泳いでる。
巣から出て遊んでる感じ 好奇心旺盛な子供のようだ
どの動物も経験値の違いか 親は用心深く 近くまで 寄ってくるのは たいてい子供。 



びー
奥には巣がみえる ビーバーがかじった木 鋭い歯の形が残っている



ハンター
ハンティング用のバギー 道路から原野に入り 射止めたカリブーを積んでくる。
黄色のテントには煙突が付いてる 暖房用のヒーターで 夜中は0度近くになる。



ここからが いよいよワイルドアラスカ 
一般観光客がほとんど 訪れない世界へ、、、、 
道は悪い 人気の観光地でもない ガイドブックにもほとんど載っていない 或る意味地味な風景 
キャンピングカーの故障などリスクは高い 保険もこの道での救助サービスは有料となる
通常 案内する側としては避けたい道 しかし 
あえて この道を3日〜4日かけてゆっくり案内する 
ここは急いで通る道ではない じっくり時間をかけて 通ることで
荒野に咲く小さな花の可憐さや逞しさにも気がつき 風や雲の流れや 
そこに生きる動物たちの気配も感じことができる、 
焚き火を囲み 星空をゆっくり眺める、、、、 
ここは最もアラスカらしい 雰囲気を体感できる場所の一つだろう。 



IMG_a1269.jpg
ワイルドなアラスカらしさを感じるような場所では キャンプ場ではない こんな道路の横の空き地に止め
夜を過ごす。 キャンプ場のように 守られてない分だけ 雨風や動物や自然界の様子をより肌で感じる。
アラスカでは 国立公園の一部以外 ほぼどこにでも止めてキャンプすることができる。

この谷間では1万年ほと前に 食料や衣類となるカリブーの移動に合わせ
アジアからベーリング海を越え移動してきた人々の居住跡地や やじりなどが見つかる。

一万年の旅路 という本がある ここデナリハイウエイは 彼らが通った道と同じ場所なのだ 
Al
本の解説
☆ 一万年間語り継がれたモンゴロイドの大いなる旅路
アメリカ大陸に住む、インディアンとも呼ばれるネイティブ・アメリカンの人々は、その昔ベーリング海峡が陸続きたっだころベーリング陸橋をわたり、アジア大陸へ渡ってきたモンゴロイドの子孫だという説が定着しつつある。「一万年の旅路」は、ネイティブアメリカンのイロコイ族に伝わる口承史であり、物語ははるか一万年以上も前、一族が長らく定住していたアジアの地を旅立つ所から始まる。彼らがベーリング陸橋を超え北米大陸にわたり、五大湖のほとりに永住の地を見つけるまでの出来事が緻密に描写され、定説を裏付ける証言となっている。



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移動中のカリブーの群れ 



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Denali Hwy
特にこの時期(9月)は 移動中のカリブーを狙う ハンター達の世界 




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射止めたカリブーを載せた トラック 

無惨に動物を殺して!、、という 怒りの感情を持つ気持ちも よくわかる。 
角を飾るためでもなく ここアラスカでは日本人が食べるために魚を釣る意識と同じようなもので 
この肉は干し肉やソーセージとなり 一年分の保存食となる  


人も他の動物も魚も木も花も蝶も我々体内のバクテリアも 地球に生まれた生命はすべて 
他の生命の助けや命をもらうことでしか 生きられない そういう運命に作られている。

一粒の種には何億にも育つ可能性を秘めているという しかし その種だけが増え続けると 
それは一種だけの自然のバランスを外れた暴走となり、、やがて自然淘汰されてしまう。 

すべては自然界のバランスのなかで生かされている もしかしたら 今 人類は暴走してるのかもしれない。
、、それもまた自然淘汰の摂理なのか または 人類の知恵がその問題を克服するか、、、、、、。



ここにある専門家の興味深い話しがあります 
http://nihon.matsu.net/nf_folder/nf_koramu/nf_koutouseibutsu.html
上の部分をコピペで検索して頂くと 読めます。
この方の著作権の関係で すべてを紹介できませんので 内容の一部 抜粋 
( 一番多い意見としては、人は他の動物よりも優れた知性を持つので高等だというものがあると思います。優れた知性は高等であることの条件でしょうか、、、、、、、人間の特徴として、自分が優れていると思いたがるという所があります。、、、、、
高等・下等の分類は主に人間のエゴがつくり出した価値観に属するものです。生物として、単純な形と複雑な形とどちらがすぐれているかという議論はあまり意味がないと思います。、、と 続く、、)



Lodge
ハンターが集まる カフェ  
店の人に ここに集まってる人たちは 地元アラスカの人なのか? それとも アメリカ本土からスポーツハンティングのため 来てるのかと 聞いてみたら みな地元の人たちだよ、、という答え。
ここに集まる人々の雰囲気は獲物を狙うハンターの眼というより 多くは自然に溶け込んだ優しい表情の人たちだった。



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ハンティングを管理するレンジャーの車 
乱獲で生態系のバランスが崩れないように 厳しく捕獲の数もライセンスの発行数も管理されている。



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キャンプ場の看板 この写真を見ただけでも
鳥がいて クマがいて 鹿がいて 植物があり 多くの生物が自然界の成り立ちのもとに 共存していることがよく理解できる。(海の世界へ潜って見ると もっと単純にそれが理解できる)


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そんな 自然の中をブルーベリーを頂きながら 散歩中、、、 アラスカやユーコンの自然の中にしばらく身を置き 今回も感じたことは やはり人は地球を支配してるのではなく 他の生物と同じように単に自然に付属してるだけだということ。



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完熟した ブルーベリー

 
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ツンドラ(永久凍土)の上には こんな鮮やかな色合いの苔類が育っている。



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抜かれたこの植物の運命 どうしてこの花だったのか、、、  その犠牲の元に この北国の花たちは我々の気持ちをしばし癒してれた、、、生物は自分も含めて自分達の都合でしか 物事を考えないのが生物の自然な成り立ち。せめて 今はこの抜かれた植物達にも 感謝の気持ちを持ち
そして 摘んで飾ってくれた人の心遣いとセンスの良さにも感謝したい。




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旅の最終日 Palmar , 氷河の水がゆったりと大きく流れ込む Matanusuka River  



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出発ゲート アラスカらしい雰囲気 

アラスカ州はアメリカ合衆国だが アメリカに来たと言うより 人間が住める地球の最果てに来たという感覚を持つ。
ハワイのカウアイ島やハワイ島の田舎と同じく このアラスカは人々の様子も土地の空気もアメリカであってアメリカではないような印象を受ける。

旅の途中と直後のほんの ひと時にせよ、、、
人の社会的地位や名誉やタイトル そして人類の偉大と言われる功績でさえ さして重要ではないように感じさせてくれる場所だ。。。存在するすべてが 自然の摂理の中で生かされていることを感じる。


宇宙船地球号 アラスカ編 おわり。



ps
アラスカの魅力をより深く理解するために 旅の前におすすめの本
星野道夫 旅をする木 
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旅企画案内人より 
旅に参加してくれた方々へ 
案内役を信用し 協力して頂いた皆さんへ深く感謝し 
そして 貴重な旅の体験になったことを願っています。







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